2020/07/26(日)光学ドライブ・メディアのメーカの整理(2020年)

PC
パソコンに光学ドライブを搭載した機種が減る中を見ると、やはり市場は縮小傾向であること。
音楽CDが初めて発売されて40年近く経ち、DVDやBlu-Rayを含めるとしばらくはドライブの需要はあるだろうが、成長する見込みは低い。
とはいえ、まだまだ需要はあるため光学ドライブは製造されているが一昔前のフロッピーディスクの扱いになっている気がする。

光学ドライブ

2020年6月で一般向けに光学ドライブを製造しているのは、おそらく4社。

日立LGデータストレージ

DVDやBlu-Rayドライブを製造。IO-DATAやBuffalo等のメーカに供給している。バルク品でも流通。

PLDS

PLDSはLite-ONとPhilipsの合弁会社、Lite-ONブランドのドライブもPLDSに含める。日本国内ではあまりなじみがないかもしれないがDELLやHPなど海外メーカのパソコンではよく搭載されている。VinpowerDigitalが販売しているPlextorドライブやOptiarcドライブはここが製造している模様。日本国内では自作パーツ品でよく見かける。

Pioneer

恐らくBlu-Rayドライブのみ製造。自社販売の製品には音楽CD向けの独自仕様を搭載。IO-DATAやBuffaloにも供給しているが最近は不明。自作PC市場向けのバルク品は、独自仕様を搭載しておらずまた型番違いで、Blu-Rayのディスク対応に違いがあるため気を付ける必要あり。

Panasonic

DVDやBlu-Rayドライブを製造。一般向け販売からは撤退済。バルク品での流通も確認できるがサポートはほとんどなし。5インチドライブは製造しているかは不明。

その他

ASUSが光学ドライブを販売しているが、他社供給製品の模様。TEACの光学ドライブ事業を受け継いだアルメディオは一般向けに販売しているのかが怪しい。

光学メディア

CD-RやDVD-Rは日本メーカは製造しておらず、BD-RやBD-REのみ。三菱化学は2019年にCMCに事業を売却済み。光学ドライブより製造しているメーカは多い。CD-RやDVD-Rは日本国内だとCMCやRitekが大半。2020年6月で、日本国内で入手できる範囲は記載していると思う。

CMC

台湾のメーカ、CD-R、DVD-R、BD-R等を製造。

Ritek

CMCと同じく台湾メーカ。CD-R、DVD-R、BD-R等を製造。自社ブランドで日本国内展開。

Moser Baer India(MBI)

インドの会社、日本国内では馴染みが薄いが原産国がインドとなっていればほぼこの会社。

Falcon Technologies International(FTI)

アラブ首長国連邦の会社。DVD-R DLだと原産国でよく見かける。

UmeDisc

香港のメーカ。

OptoDisc

台湾のメーカ。

Panasonic

BD-RやREを製造。原産国が日本表記なら、現行製造しているメディアはPanasonicかSony。

Sony

BD-RやREを製造。

ジャパンディスク

太陽誘電からライセンス許諾を受け、Ritekに生産委託している会社。CD-RとDVD-Rを販売。厳密には製造していないが珍しい形態なので記載。